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平成26年千葉県公立高校入試前期 英語問題の講評です。

2月12日水曜日に千葉県公立高校の前期選抜入試が行われました。
13日に発表された英語の問題を見て感じたことは、難しくなったということでした。
読売新聞(2月13日朝刊)によりますと、出題方針には大きな変化はないということですが、ところどころに難易度の高い問題が出題されたという印象を持ちました。

例えば、4番のヒントと例文から単語を想定し、そのスペルを書かせる問題です。
平成19年に出題された単語は、September, third, pictures, lunch
平成20年には、Wednesday, tennis, library, cooking でしたが、最近の問題を見ますと、
平成25年には、March, bring, explain, wonderful そして 
今年出題されたのは、uncle, repeat, support, thousand 単語を思いつくことも、そのスペルを書くのにもかなりの単語力が必要だと思いました。

次に平成26年の文法力を問う整序問題です。頭の体操だと思って解いて見てください。解答は、文末に書きます。
5番(5) A: Look. There are many people in that shop.
B: It is famous (ア in イ bikes ウfor エ made オ selling) France.
ちなみに、平成19年の5番(5)の問題は次の通りでした。
A:Could you(ア me イ help ウ with エ homework オ my)? これでも十分難しいという声が聞こえます。

3番目に、平成26年の9番(2)の会話問題です。(抜粋)
Shota が Ralfに雪合戦をしようと誘ったあとの会話です。
Ralf: In my school in Germany, students cannot have a snowball fight.
Shota: Really? (2)
Ralf: It is dangerous.
【選択肢】
ア What is the problem with it?
イ Why do you have a snowball fight?
ウ What does your school want to do?
エ Why are the students in the snow? (解答は文末)

ちょっと、調子に乗って 平成19年の8番(4)
Frank: Good idea! Do you know her phone number?
Roger: No, but it’s OK. I can ask her tomorrow because (4)
【選択肢】
ア we are in different English classes.
イ I will go to Canada.
ウ she will buy me a ticket.
エ we are in the same math class. (解答は文末)

全体として、文部科学省の「ゆとり教育」との決別の決意のようなものが
うかがえる、というのが私の個人的な意見です。

受験生はどのような準備をしたらよいか、というのが重要な課題ですが、
①学校で習う単語や文法をきちんと覚えることが基本です。
②定期試験や受験のための勉強でなく、毎日短時間でもしっかり勉強を継続することが大切です。
②単語を連想する力、会話表現力、状況を把握して英作文する力、チャートやグラフを読み取る力等は、演習問題をこなすだけでなく、英語の映画を見たり、読書をしたり、ニュースに関心をもつなどして、日ごろからimagination(想像力)とcreativity(想像力)を養うことが必要だと思います。
③基礎力がついたら、難易度の高い問題にも挑戦することにより、応用力がつき、それほど長く難しくない問題をスピードと理解力が数段アップします。

このアドバイスが後期試験を狙う皆さんのモチベーションを高めるとともに
新中学3年生の皆さんや保護者の皆様の参考になれば嬉しいです。(文責マッカボーイ)

解答
整序問題
平成26年 ウオイエア
      It is famous (for selling bikes made in ) France.
平成19年 イアウオエ
   Could you (help me with my homework)?
会話文
平成26年 ア  平成19年 エ

※英語以外の教科についての講評は、ドルフィンアカデミーのブログをご覧下さい。